第3回 試飲会 ワインリスト
於 20020712 夜11:30 心斎橋 ヴレドヴレ様
今回は、マレシャルの新着ワインを中心に、夏向きの白やイタリアワインを
織り込みながらの試飲としました。
■■Cマレシャル
■ブルゴーニュ・ルージュ キュベグラベル00
篠原/皮が焦げたようなブドウの香
池原/ピノのピュアな香にまだ青さが残っている。味も99で驚いたようなイメージはなくてまだまだ堅い感じ
多積/
■ブルゴーニュ・ルージュ キュベカトリーヌ00  
篠原/除梗していないため、茎からくるタンニンが強い
池原/このまえに篠原君からローヌっぽいということは聞いていましたが、飲んでなるほどと言う感じでした。
ピュアなピノというよりは、ピノのシャープな輪郭をふんわりとマイルドにした感じで、全体に今日閉じている中にあっては滑らかに感じるポイントが強かったです。上品さも保ちながらのこういう丸い感じのピノもありという感じでした。
多積/
■ラドワ99 
篠原/酸の高さが目立つ
池原/ブルゴーニュ・ルージュのグラベルと同系列で一格上というイメージでした。
多積/
■ショーレ・レ・ボーヌ99 
篠原/香りよく、果実味が程良い。少し後口にタンニン。
池原/なめらかでうまい。2時間後やや甘い感じが漂う。
多積/
■オクセイデュレス99 3,900円
篠原/酸を感じるが、ラドワよりはやや低い。
池原/やさしい感じ
多積/
■サヴニィ・レ・ボーヌvv99 
篠原/まだ荒い酸があるが、あまり気にならないくらいで、香、口当たり良く美味しい。
池原/バランスがいい。口中全体に広がる。
多積/
■ポマール99 
篠原/ポマールらしさがよく出ている。もう少し置いておきたい。
池原/あけたてはほんとに堅くて下のキュベのレベルが高いこともあり、極端な差を感じられなかった。でもそこはやっぱりポマールの底力があとからどんどんと出てきた。
多積/
■オクセイデュレス98 
篠原/98なので少し落ち着いた感じを持っている。しかし、味はまだ酸が中心。
池原/ほっぺの裏側両方にフワッと広がるかんじがあった。99と比較してみると、99はまだ堅い物の洗練されているのがわかる。
多積/
■ポマール98 
篠原/落ち着いて、これからどんどん味が増えていくであろう。
池原/この日の一番人気。多くのというか、来た人皆から人気が高かった。それでもまだまだ若いと言われていた。でも言い換えるとまだまだ熟成に耐えて素晴らしいワインになる予感をさせるワインと認めて頂いてると思う。
■■ラリュー
■ダンデシャン99 
篠原/香り味共に凝縮感・ミネラル感に溢れている。モンラッシェの隣の畑ということもあって、味の印象はモンラッシェ。
池原/実は私と篠原君は1月前にも同じものを飲んでいます。で、その実力を今回も確認した感じ。実力は全くモンラッシェだが、サントーヴァンということと、価格がやや上なので売りづらいのだそう。
多積/
■■ヘンケ
■オンルージュモン白97 
篠原/シャルドネとサヴァニィアンのバランスが良く今が飲み頃。
池原/前回、オンシャサーニュとポワリユールを持ち込み、大変良い評価を頂いたので、今回は価格下のオンルージュモンの白を飲んでみました。これが兄貴分に負けずとても素晴らしくてナッツやバターのいろんな香りや味を楽しませてくれました。きれいなラリューと上品だけれども押しの強いヘンケ、どちらも素晴らしいワインです。たまたま、コートドジュラとかサントーヴァンということで、在庫の方もそこそこに飲み頃にかかったものがあるというのは結構嬉しかったりします。
多積/
■■ペリエール
■サンセール コントラペリエール00 
篠原/毎年、きっちりときれいに仕上げてくるドメーヌ。いつ飲んでも美味しい。
池原/前回はサンセール・メガリテでした今回はもう少しお手頃なとろを試飲してみました。これがなかなか美味で、ダンデシェンの弟分と言う感じの味わいをみせてくれます。
夏のピッタリのよく冷やして美味しい軽めの辛口白ワイン。それにしてもサンセールでよく言われるネコションの
イメージってペリエールには皆無ですね。これは、やはりブルゴーニュの巨匠ジャークジェルマン(シャトー・ド・ショウレイ)の娘のオード・ジェルマンが醸造にかかわっていること、またこのドメーヌ独自の洞窟の中の寒い
キュブリーが生み出す要素になっていると思う。
多積/
■■ペピエール
■ミュスカデ・クロコルメレイ00 
篠原/ヴィンテージの特徴を表しているワイン。きれいなフルーティさがあって、これからの時期いいと思う。
池原/個人的にとても好きなワイン。今回2000年飲んでみました。以前自分が飲んでのは96,98でした。今年に入ってから全国的にマキコレが動き出し(といっても都道府県にも足りない数のワイン屋の数ですが)ヴィンテージがどんどん新しくなってきています。以前のイメージは樽熟ならではの落ち着いたシャブリのようなイメージでしたが、今回はシュワシュワとフレッシュそのもの。それでも、ぶどうの風味をほんとに感じるこのミュスカデはやはり逸品といわざるを得ません。昔、私がまだ他のミュスカデを持っているときにこのミュスカデを飲んで、他のミュスカデを全て処分してしまったことを思い出します。
多積/
■■カブリアック
■トラディションブラン00 
篠原/南仏らしいふくよかさとブレンドの複雑味を持ったワイン。今の時期なら少し冷やしたくらいが美味しい。
池原/価格、味で自分の店頭では人気ある白ワイン。このクラスのワインにはないトロピカルっぽい風合いが嫌みなく美味しく飲めるレベルにある。中口からやや甘口が好きな人にピッタリと思う。
多積/
■■ジャンマルクモネ
■シルーブル01 
篠原/ボジョレーらしいガメイの甘い香りと味が特徴的。
池原/ボジョレーらしいというのもそうなんだけれど、最近ボジョレーらしからぬボジョレーの扱いが増えてきたので、あえてジャンマルク・モネらしいワインといいます。ジュリエナやサンヴェランなどの彼のつくるワインから想像できるとおりの香り味共に素晴らしいワインで微笑んだ女性に膝枕をしてもらっているようなイメージでした。
多積/
■■ポール・ジャナン
■ボジョレー・ヴィラージュ ヴィニュ・デ・ジュモー00 
篠原/香り、味共に厚みを感じる。酸も程良い。
池原/このドメーヌはちょっと越えちゃってます。100%ヴィオデナミーで、また土壌的にも恵まれたの生産者のつくるヴィラージュは聞いていてやっとガメイとわかる部分があるようなワインです。色・濃さ・香り・余韻どれも素晴らしいけれどまだまだ大きくなりそうな予感を感じさせるアフター。
多積/
■ムーランナヴァン クロデトランブレイ00 
篠原/上のボジョレーよりも濃く、煮詰めたようなストロベリー、ジャムの印象
池原/まったく、上のボジョレー・ヴィラージュをスポーツカーとしたらこちらはレーシングカーに仕上げたような凄まじいムーランナヴァン。ガメイを感じる部分もごくほんの僅かでこのクラスの
味わいがこの価格で飲めるのは驚き。ただ同銘柄の他社品と比べると高いので売りにくいかも知れない。でも個人でワインを楽しむお客様なんかには是非一度経験してほしいワインと思いました。
多積/
■■ボンドンノ
■ビアンコ・ディ・トスカーナ00 
池原/ずーっと、フランスの後のイタリアだったので、酸を弱く感じてしまい、ワインの色からも想像する
黄系の味わいを強く感じました。もっとキンキンに冷やして飲んだほうがいいのかも。バーベキュー向き。
多積/
■キャンティ・クラシコ99 
池原/フランス北部のような味わいのキャンティ。98のようなスタイルになるのだろうか
多積/
■キャンティ・クラシコ レゼルヴァ97 
池原/一応レゼルヴァも経験しようと飲んでみました。レゼルヴァの熟成期間中に樽からくる成分が今回の
ワインとまだ馴染んでいなかったのか(移動が多かった)まだ整っているようには思いませんでした。
多積/
■■ブルネロ・ディ・モンタルチーノ97 
池原/持ち込んだイタリアの中ではもっとも美味しく飲めました。後口にラテンのイメージがするものの、香り、味わいなどはマレシャルなどを飲んだ後でもかなりいいところにあると思えるワインでした。この後、残った分を持ち帰り4日ほどかけて飲みましたが、最後の最後までへたることなくしっかりとした
味わいを楽しむことが出来ました。
多積/
■■GEIL
■ベヒトハイマー(ドンフェルダー種)2001 
池原/全く趣向の違うワインを入れてみるのも面白いと思ったのですが、前者をずっと試飲したあとのラスト1には甘すぎました。女の子や飲めない方には一番人気の赤ワインなのですが。
多積/

参加者

ラ・トォルトゥーガ 萬谷様
豚玉 今吉様
おつれさま 2名
wasabi 今木様
ル・クロ 黒岩様、関本様
アミチェ心斎橋 新井シェフ 様
ル・ビストロ アミチェ様
ナビオ・アミチェ様
ヴァントーズ様

ヴレドヴレ 様スタッフ他 4名
グラスハウス 様 2名
移動して
ピノ・ノアール様 3名

流通

篠原
池原
多積

合計23名でした。



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